2013年8月27日火曜日

学生の皆さん!「NEC森の人づくり講座」


学生専用!環境教育講座
NEC森の人づくり講座
アクションを起こせる環境インストラクターを目指せ!


お久しぶりです!ブログ執筆はなんと一か月ぶり、菊池です。
ちょうど昨日、2週間のミャンマー旅行から帰国しました。

今日は毎年人気の、「NEC森の人づくり講座」のお知らせです。


NEC森の人づくり講座」って?

NEC森の人づくり講座は学生専用の環境教育講座。
講座を通し、森や環境について自らアクションを起こせる環境インストラクターを目指します。

全国各地から学生が集まり、「森」「人」「社会」「環境」のつながりを学びます。知識を得るだけではなく、森と学生、学生と学生どうしの環が広がる魅力的なイベントです。
またNEC社員との交流を通し、環境問題に対する企業の姿勢、環境に企業ができることを話し合う機会も設けられています。


今年の日程は11月9日(土)~12日(火)の3泊4日。そして”参加費無料”!
日本の森の問題や環境教育に興味のある学生のみなさま、ぜひ参加してみませんか?


講座の特徴は?

内容盛りだくさんのこの講座。なかでも特徴的なポイントを押さえてみました。

(1)復興支援について考えます
東北で環境教育を通して復興支援をされている塚原俊也さん(くりこま高原自然学校・校長)と意見交換をおこなったり、東北産のドングリを育て再び東北に植樹する活動に協力したりします。
(2)「IT×環境」のワークショップ
環境のためにITができることを考え、NEC社員によるワークショップを行います。
(3)講座OBも参加します
修了生が受講した成果の披露や交流会が行われます。縦のつながりが強いことも、この講座の大きな特徴です。
 (4)個性的な2つのコース
講座はA・Bの2つのコースに分かれて行われます。復興に向けての取組みなど両コースに共通したプログラムはもちろん、「生物多様性に関連した学び」など、コースごとに個性的なプログラムが行われます。


Aコース:オークヴィレッジ/森林たくみ塾 (岐阜県高山市)

テーマ 「しっているからしているへ」
森で木を伐り、手でモノを作り出すという具体的な実践活動を通して、「森と人との暮らし」のつながりへの理解を深めます。知識を得るだけでなく、まずは行動に移し、その結果から次の行動を考えることの大切さに気づきます。

生物多様性に関連した学び
森林生態系の多様性を考慮しつつ森を使いながら森を育てる術を、先人の知恵から学びます。多様な森林資源の活用法を探り、これからの森と人との関わり方を考えてゆきます。



Bコース:キープ・フォレスターズ・スクール (山梨県北杜市)
 
テーマ「インタープリテーション~人と人・人と自然のつなぎ方~」
環境問題解決の第一歩は「コミュニケーション」から。自然と人、人と人とをつなぐ“インタープリテーション”の考え方や手法を学びながら、より良いコミュニケーションのあり方を考えます。

生物多様性に関連した学び
天然記念物ヤマネの保護活動に関わる作業を通して、野生動物との関わり方について考えます。
 



応募概要

そのほか詳細な内容・募集要項は下記リンクをご参照ください。過去講座の報告書も掲載されています。
プログラム内容:http://www.jeef.or.jp/nec/pro.html
募集要項:http://www.jeef.or.jp/nec/yoko.html

こちらのエントリーフォームよりご応募いただけます。
https://secure01.blue.shared-server.net/www.jeef.or.jp/nec/form.html
締切は9月26日(木)必着
作文課題もありますので、気になる方はお早めにご確認ください。


山梨出身、自然大好きな私にとって見逃せない講座!
こうやって記事を書きながらも、手帳に書かれた予定を確認したくてうずうずしています。

こうやって実際の自然の中で過ごし、環境を学ぶことのできる講座、小中学生対象のものはよく見かけますが学生対象のものってなかなかないですよね。
すぐ将来に社会へ出てゆく学生だからこそ、得られるもの、つながりがあるのではないでしょうか。
興味のある方はぜひ、詳細をご覧ください!


担当:菊池

2013年8月23日金曜日

食の安全と放射能について知ろう!



こんにちは。
念願の剱岳登頂を果たし、夏休みを思いきりENJOYしている榎戸です☆
割と命の危険を感じましたが…無事に帰還することができました笑


さて、熱い甲子園も終わり…早いもので8月も残り数日となりましたね。

そして9月からは、市民のための環境公開講座PART2が開催されます!
いよいよですねー。


PART2の第3回目は…

「食の安全と放射能」

食の安全と放射能









 

河田 昌東氏
NPO法人 チェルノブイリ救援・中部 理事



河田さんが活動している団体「NPO法人 チェルノブイリ救援・中部」は、1986年の旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原発事故を受けて、1990年に中部地区の有志によって発足されました。
現地の被災者の自立と支援を目指し、医療品の支援や放射能汚染された土壌の除染を目的とした「菜の花プロジェクト」など、現在も継続的な活動をされています。

そして、2011年3月に発生した福島第一原発事故を受け、福島の被災地支援も行うようになりました。
現在、チェルノブイリでも行っている「菜の花プロジェクト」をはじめとした活動を通じ、南相馬市の農業再生や復興に取り組んでおられます。


NPO法人 チェルノブイリ救援・中部:http://www.chernobyl-chubu-jp.org/index.html




講座のポイントとなるのは…
チェルノブイリでの長年の活動から得た教訓や知識を福島に活かす方法と、食べ物による内部被ばくを最小化するには何が必要かについてではないでしょうか!



原発事故以降、食に関する問題として…食料の買いだめ、風評被害、安全性の基準の問題(放射性セシウムの許容量)など、連日報道されていました。
これらの中には、いまだ解決していない問題もありますよね。


これらの問題を解決するためにも、正しい認識を得ることが必要だと思います!


というのも…私は、大学で「環境リスク論」という授業をとっていました。
その中で、人が「避けたい」と感じるものをどう判断しているのか、食べ物を摂取することで起こる内部被ばくと交通事故とどちらが死に至る確率が高いかなどについて学びました。
数値を多く扱うため、文系の私には難しかったのですが笑…


なので、長年原発事故の被災地を支援している方の、実際に見て感じた事を聞けるのは楽しみです!

長期的に付き合っていかなければならない「食の安全と放射能」問題に関する認識を得る良い機会になるのではないでしょうか^^


只今 受講者募集中!

・開催日  10/1(火)
・時間   14:30~16:15(受付14:00~)
・会場   日本興亜侵害保険 日本橋ビル
      (日本橋駅 B0出口より徒歩1分)
・受講料  一般1,000円 学生500円
・定員   250名
・申し込み方法
      下記のアドレスよりお申込み下さい
      http://www.sjef.org/kouza/kouza2013/

※1 JEEF会員は無料で受講できます
※2 会場と時間がPART1と異なります


担当:榎戸



食の力を見直そう!

 こんにちは。
 つい先日、香川~石川~東京を18切符で旅してきたばかりの榎戸です。
 電車から見える田んぼや畑の風景を見ているのが、良いんですよね^^
 成長した緑の稲穂が風で揺れている…そんな様子が印象的でした。 


 さて、PART2の2回目の講座は…


「サプリも薬もいらない!見直そう!日本の伝統食」

サプリも薬もいらない!? 見直そう! 日本の伝統食。









  岩佐 十良氏  株式会社自遊人代表取締役



まず最初に、「自遊人ってどんな会社?」と思われる方もいるかもしれません。

株式会社自遊人は岩佐さんが24年前に始めた会社です。
4年前に活動拠点を東京から新潟県の南魚沼へと移し、雑誌「自遊人」の創刊やオーガニック食材の製造・通信販売、レストランや旅館の企画・運営・コンサルティグなど幅広い事業を行われています。

興味ある方はぜひHPをご覧になってください!
詳細 http://www.jiyujin.co.jp/company/


様々な事業に挑戦し続ける岩佐さん自身のお話なども気になりますが…


今回の講座のポイントは「日本の伝統食が持つポテンシャル」についてではないでしょうか!
(講座のタイトルにもなっていますしね笑)


忙しいときほど、食生活も偏ったものになりがちで、早く安く食べられるものを選んだり、足りない栄養分を人工的なサプリメントに頼ったりしますよね。
しかし、それによって自然の食材や調理方法から栄養を得ることの大切さを忘れてしまったのではないだろうかと、岩佐さんは指摘しています!

今度の講座は自らの食の在り方や日本の食文化を見直すきっかけになるのではないかと思います。


いつかは「ロハスな生活を送りたい」と思っている方や、都心から離れた暮らしに憧れる方など、多くの方に楽しんでいただけると思います!




まだまだ受講者募集中!!

・開催日  9/24(火)
・時間   14:30~16:15(受付14:00~)
・会場   日本興亜侵害保険 日本橋ビル
      (日本橋駅 B0出口より徒歩1分)
・受講料  一般1,000円 学生500円
・定員   250名
・申し込み方法
      下記のアドレスよりお申込み下さい
      http://www.sjef.org/kouza/kouza2013/

※1 JEEF会員は無料で受講できます
※2 会場と時間がPART1と異なります


担当:榎戸




2013年8月5日月曜日

パート2 第1回は「食育のすすめ」!

パート2 第1回のお知らせ


こんにちは!
連続の投稿となりました。
インターン生の榎戸です。


暑い日が続くと、食欲がなくなってしまうことも多いですが…


食欲の秋ともいえる来月9月から、パート2「食の魅力・学び・安全」が始まります!

そして、第1回は「食育のすすめ」

食育のすすめ



服部 幸懬
学校法人服部学園理事長
服部栄養専門学校校長



 
服部さんは、食育の重要性を20年以上前から提唱されていて、自身でも食のインストラクターを育成しておられます。

そして、「食育」の3本柱として…
「選食能力を身につける」
食を通じた「躾」
「地球規模で食料問題を考える」 の3つを挙げています。

「食べること」が好きな私にとっては、どれも興味深いのですが…
その中でも特に「地球規模で食料問題を考える」というのが気になります!


食料問題は、持続可能な社会の形成(環境問題)にも深くかかわっています。人口増加が続く地球では、食料問題もエネルギー問題と同様に、理解して解決すべき問題であると、私が以前読んだレスター・R・ブラウン(米アース・ポリシー研究所 所長)の著書の中でも言及されていました。



「健康」「食育」「食料問題」「環境」…
いずれに興味がある方でも、楽しんでいただける講座になるのではないでしょうか。
今から楽しみです^^



現在、受講者募集中!!

・会場:日本興亜損害保険 日本橋ビル
    (日本橋駅 B0出口より徒歩1分)
・時間:14:30~16:15(受付14:00~)
・受講料:一般1,000円 学生500円
・定員:250名
・申し込み方法:
 下記のサイトよりお申込みください
 http://www.sjef.org/kouza/kouza2013/

※1 JEEF会員は無料で受講できます
※2 会場と時間がパート1と異なるので、お気を付けください!



担当:榎戸




2013年8月1日木曜日

モビリティ社会という新しい未来のかたち


こんにちは。
最近は、ゲリラ豪雨と虫刺されに悩まされている榎戸です。



早いもので、パート1の「エネルギーと環境ビジネス最前線」についてのお話も今回で最終回です。


第3回目の講演は・・・

持続可能な開発を超えて


テーマ:「持続可能な開発」を超えて~未来のモビリティ社会~


講師:渡邉 浩之 氏 (トヨタ自動車株式会社技監)


 渡邉さんは、JEEFの理事もされている方で、トヨタ自動車で長年自動車の開発に関わっておられます。
 今回は、自動車の歴史とその発展、そして自動車を使った新たな社会(モビリティ社会)について、お話を聞きました。



まず、モビリティ社会とは

 モビリティ=移動性のことを指します。つまり、モビリティ社会とは、人をはじめとしたあらゆるものの移動性に注目した社会のことを言います。現在では、産官学が連携して、新たなまちづくりのモデルとしても注目されています。



さて、モビリティ社会がわかったところで…

全体の流れ

1.自動車の歴史

 自動車は、今から127年前に作られました。それによって、移動距離が拡大し、道路やまちが次々に誕生しました。こういった公共事業を生むのも、自動車の大きな役割であり、近年の発展には欠かせない存在であることがわかりました。

←印象的だったのは、トヨタ自動車が1997年のCOP3(京都議定書が作成された京都会議)に狙いを定めて、ハイブリッド自動車プリウスを発売した時の裏話。まだまだ完成度や価格に問題がありながらも、売り出すことを決めた、当時の奥田碩社長はすごいと思いましたし、持続可能な開発はその当時から注目されていたのだと実感しました。



2.自動車社会の課題とエネルギー

環境・エネルギー課題として…
・CO2削減
・ガソリンに代わるエネルギーへの対応
(バイオマスエネルギー)
・大気汚染の解消

社会的課題として…
・交通事故
・渋滞
・移動性の格差
・若者の自動車離れ

←ここで気になったのは、バイオマスエネルギーと若者の自動車離れに関してです。バイオマスエネルギーのもとは、トウモロコシやサトウキビなどの植物の糖やでんぷんからつくったエタノールです。これをガソリンの代わりに使用します。生産の課題が山積みとされていますが、今後改良がなされることが期待されているエネルギー源です。
 また、若者の自動車離れは私も実感しています。公共交通が発展していることや近年の自転車ブームも関係しているのかもしれないと思いました。



3.未来のモビリティ社会

 今後の日本における課題の解決をはかるには、モビリティ社会の実現が効果的だという内容でした。その際に、自動車の付加価値と新たなまちづくりという2つのアプローチが紹介されました。

 自動車においては、馬の時代から失われたものをヒントに新たな価値を生み出すことができるのでは、というお話でした。例えば、人が馬に乗っていた時代は、隣の騎馬者との対話があったのに、今では自動車という閉ざされた空間で対話が無くなってしまったという問題提起から、ICTを活用した繋がる空間の活性化に取り組でいるそうです。これによって、より社会との関わりを実感する機会が増えるかもしれません。
 まちづくりに関しては、子どもから高齢者まで住みやすく、環境にもやさしい低炭素社会を実現するまちの創造が挙げられていました。実際に、豊田市ではトヨタ自動車と市が連携して取り組んでいるようです。

詳細 http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/csr/stakeholders/society/mobility.html

←移動する主体である自動車や人だけでなく、その移動するフィールドとなる「まち」の創造まで考えられていることに驚きました。車にしてもまちにしても、新たな付加価値を生み出す際に「エネルギー」はキーワードになるんだと思いました。



感想

 自動車の専門的な話も多く、全ては理解できなかったのですが…自動車という移動から考えるエネルギー問題とそこから描く未来のまちの関係は理解できました。
 私の中での「エネルギー」は、電力や石油など発電施設や物質などハード面のイメージでしたが、今回の話であるような新たな社会とそこでの人々の生活を創造するソフト面の要素もあるんだと視野が広がりました。
 低炭素社会をはじめとした理想的な社会の実現のためにも、また日本が誇る自動車産業の持続可能な開発のためにも、モビリティ社会の今後に注目したいと思いました。


担当:榎戸