PART3 自然のチカラ 第2弾!!
「三陸復興国立公園」と「みちのく潮風トレイル」の魅力/
ロングトレイルから見えてくるもの
お久しぶりです。榎戸です。
ここ最近は、エコツーリズムの国際大会に参加したり、南三陸を訪れたりと…盛りだくさんでした。
そして、今回の講座は、そういった自分の興味に関わっている面も多くて、勉強にもなりました。
今回は、お二人の講師の方に講演していただきました!!
鳥居 敏男 氏
環境省 国立公園課課長
主に日本の国立公園とトレイルの魅力を紹介していただきました。
そもそも「国立公園」とは?
国立公園とは、優れた自然の風景地を保護すると共に、国民の保護・休養、教育などの利用の促進、そして生物の多様性の確保に寄与することを目的にアメリカで最初につくられました。
日本においては、1934年に最初の国立公園が指定され、現在30もの国立公園が存在するそうです。
「グリーン復興プロジェクト」
「森・里・川・海が育む自然とともに歩む復興」という理念のもとに、国立公園を核としたグリーン復興プロジェクトが、現在環境省進行中です。
<イメージ図>
出所:環境省HP http://www.tohoku-trail.go.jp/outline (最終アクセス:2013年11月11日)
その中のでも、今回は「みちのく潮風トレイル」について詳しく説明してもらいました。
長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」
トレイルとは、森林や原野、里山などにある「歩くための道」を指す言葉です。
現在、青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦までの範囲が整備されており、歩くスピードで旅することで、車の旅では見えない風景、歴史、風俗や食文化などの奥深さを知り、体験する機会を提供します。
特徴としては、日本最長の700キロ以上であることと、町や集落を通り地元の人との交流が持てるように設定したことだそうです。
出所:環境省HP「みちのく潮風トレイルとは」
http://www.tohoku-trail.go.jp/(最終アクセス日:2013年11月11日)
→大学のゼミ活動で、エコツーリズムによる復興支援をおこなっていることもあり、国立公園の話は知っていたのですが、「みちのく潮風トレイル」のことは知りませんでした。なので、実際にたどってみたいと思うようになりました。
また、エコツーリズムは環境保全と観光振興、地域振興の3要素から成り立っています。このグリーン復興プロジェクトによって先述の3つが達成されて、少しでも復興が進むことを願いたいですし、自分も改めて貢献できるように頑張ろうと感じました。
続いて…
中村 達 氏
日本ロングトレイル協議会代表委員
日本と海外のロングトレイルについて紹介していただきました。
今注目の「ロングトレイル」
日経トレンディの2013年のヒット予想商品の1位に輝いた「ロングトレイル」。最近のアウトドアトレンドである、山ガールと中高年、富士登山、ロングトレイル、野外フェスと言われているそうです。
→中高年とロングトレイル以外の全てに該当する私としては、ロングトレイルに挑戦したい気持ちが強くなってきました!
日本と海外のロングトレイル
日本ロングトレイル協議会には、現在10のコースが参加しています。数10キロのものから数100キロまで様々です。
→その中でも印象的だったのが、高島トレイルのお話です。このトレイルには、現在12人のガイドさんがいて、みなさんこのガイド業を生業としているということでした。
まだまだ、エコツアーなどのガイドさんが、専業ではやっていけない状況が続く日本においては、成功例だと言えますし、そこに新たなビジネスの可能性を感じました。
そして、海外のロングトレイルについて。
まず、印象的だったのはその長さ。イギリスのフットパスは22.5万キロあるそうです。
そして、もう1つは、歩くだけでなく、自転車での通行が可能なことです。
→なんて素敵なことでしょうか!自転車と山登りが趣味の私にとっては、大変魅力的です。日本においても、道の整備がますます整備させれることを期待してやまないです。そして、そういった取り組みが、日本の自然を海外の方にアピールすることにも繋がっていけばいいなと思いました。
講座を受けて…
講師のお二人それぞれの違った視点からの「ロングトレイル」に関するお話を伺えたのが、1度で2度美味しい回でした。
昨今のアウトドアブームで、今までよりも多くの人が自然と触れ合う機会を得るのは良いと思いますし、それが経済的にも新たな市場を生み出すという点で良いと思います。
しかし、それによる弊害として起こりうる環境問題も同時に対処していかなければなりません。そういった観点のお話も講座で伺えたら、より内容の濃いものになり良いなと感じました。
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